Kindle書籍を読みやすくする方法をご紹介します。
そこでは、目次だけの本(目次本)を作成し、利用します。
- 目次本:Kindle 書籍の目次を印刷し、製本したもの
以下、Kindle 書籍の特徴や、目次本について解説します。
Kindle 書籍
Kindle書籍といっても、いろいろとジャンルがありますが、今回ご紹介する方法は、技術解説書やマニュアル本などに有効です。
Kindle 書籍の主なジャンル
- 文学、小説
- マンガ、コミック
- 写真集
- 技術解説書、マニュアル本
- その他
ここでいう技術書、マニュアル本とは、例えば、以下のような書籍です。
- わかりやすい○○○
- はじめての超簡単○○○
- ○○○パーフェクトハンドブック
- ○○○プログラミングバイブル
- 独習○○○
- などなど
(注)「○○○」には、アプリ名やコンピューター言語名が入ります。
・・・Photoshop, PHP, Java, Android, HTML5, etc.
ページ上の行き来
技術解説書やマニュアル本は、頻繁にページ上を行き来します。
その操作が「やりにくい」場合、読みにくく、大変なストレスを感じます。
一方、小説やマンガなどは、最初から最後まで一方向で、順番にページをめくり、読書します。
そのため、小説(Kindle 書籍)が読み難い感じはありません。
- マニュアル本など:頻繁にページを行き来 → Kindle 書籍は、読み難い
- 小説やマンガなど:順番にページをめくる → Kindle 書籍は、読み易い
実際、筆者自身、しばらく前まで、Kindle 書籍で技術解説書を読むのは「不可能!」と判断し、技術解説書などは「紙の書籍」に戻っていました。
現在は、「目次本」のおかげで、技術解説書なども全てKindle 書籍で購入しています。
- 少し前は:技術解説書などは、Kindle 書籍を諦め、紙の書籍を読んでいた
- 最近では:技術解説書などは、Kindle 書籍を、「目次本」で読んでいる
Kindle 書籍と紙の書籍
紙の書籍(注1)
良い点
- ページの行き来が自由
読んでいて、あやふやな用語や前提知識などが出てきたとき、ページを戻して読み直し、また戻ってくることが簡単にできる。
ページを「パラパラ」と斜め読みすることができる。
悪い点
- 重い、とにかく重いし、かさばる
特に、技術解説書やマニュアル本は重い。複数冊の持ち運びはとても大変。
- 値段が高い
技術解説書は高価なものが多く、職場と自宅に同じ本を2冊買うことはできない
(注1)技術書、マニュアル本のこと
Kindle 書籍
良い点
- 軽い、かさばらない
重さはKindle 端末の重さのみ、Kindle 書籍自体は何冊でも0 g
悪い点
- ページの行き来が不自由
ページを繰っていてもタイムラグがあり、ストレスを感じる。
紙の書籍と同様のページ移動は不可能。
目次本
目次本は、紙の書籍とKindle 書籍の「良いとこ取り」した方法です。
以下で、目次本作成の具体的な手順をご説明します。
Kindle 書籍の印刷
Kindle 書籍の目次ページを印刷する。 索引があれば、それも印刷する。
Kindle 書籍の印刷方法は、記事「Kindle 書籍の印刷方法」をご参照ください。
(注)Kindle 書籍の印刷は、私的利用以外は違法なので、ご注意ください。
製本(目次本の作成)
目次ページを印刷したものを製本します。
製本といっても、印刷物にA5 サイズの表紙と裏表紙を、ホッチキスで止めたものでOKです。
A5 サイズの製本ラベルで補強すれば完璧です。
目次本の使い方
技術的な疑問があれば、目次本で該当する箇所を探します。
このとき、目次本の媒体は「紙」なので、ストレスは感じませんし、楽しくさえあります。
そして、該当するページが判明したら、Kindle 書籍を開き、そこを読みます。
目次(かつ索引)だけで、疑問点についての記述場所が、ほぼ分かります。
- 疑問点が発生
- 目次本で、該当箇所を探す
- ピンポイントで、Kindle 書籍を開き、読む
また、時間があれば(通勤途中など)、目次本を熟読することをおススメします。
Kindle 書籍が、より一層、読み易くなります。